オペレッタ「こうもり」はウィーン市民の除夜の鐘

ウィーンでは年末年始にウィーンの国立オペラ座、フォルクスオーパーにおいてオペレッタ「こうもり」が公演されるのが恒例です。


そんなわけで、私もいつの間にか大晦日になると、決まって一日中「こうもり」の曲を聴きながら、年越しの準備をします

 


大晦日を舞台にした、喜劇オペレッタこうもりが作曲された当時
オーストリア帝国は長かったハプスブルク家の栄光も終わりに近づき、国内外とも、大変不安定な時期でした。

 

 

 

その時に、すい星のごとく現れた作曲家の息子ヨハンシュトラウス2世!楽しいワルツ、ポルカを次々と作曲しただけでなく、
作曲した曲をバイオリンで演奏しながら自ら指揮をしました。

 

 

 

その新しいスタイルと、楽しいメロディーとリズムは意気消沈した人々の心を元気にし、瞬く間に国民的アイドルの存在となったそうです。

 


ヨハンシュトラウスがウィーンで今も国民に愛されるルーツですね。

 

皆様 どうぞ良い年をおむかえくださいませ。